13年に渡って先進国と途上国を行き来する中で考え続けた、対立でもない、妥協でもない「Third way」という道。
かけ離れた2つの選択肢や軸を掛け合わせることで、今までにない道を創造する“Third Way”という山口自身の哲学を書き記した内容になっています。
例えば、理想と現実、組織と個人、仕事と家庭。クリエイティブな考えと合理的な考え、お金とやりがい。
AとBの2つの選択肢の間で悩んだとき、立ち止まってしまったり、妥協して中途半端なことをしてしまったり。あるいは、どちらかを諦めてしまうこともあるかもしれません。
山口絵理子はそうした悩みに出会う度に、“積極的に”その中間地点に立ち、2つがぶつかり合うからこそ出てくるアイデアを考え、よりよい解決策を生み出す”Third Way”を探してきました。
本書ではマザーハウスの創業から現在に至るまでの経験を通じて、山口の中で育まれた”Third Way”を見つけるための思考をまとめています。
その思考が、みなさまの仕事やライフスタイルに役立つことができたら嬉しく思っています。
本書の内容
1章 社会性とビジネスのサードウェイ
2章 デザインと経営のサードウェイ
3章 個人と組織のサードウェイ
4章 大量生産と手仕事のサードウェイ
5章 グローバルとローカルのサードウェイ